日本人として(文化や環境に照らし合わせた)気づきや思い

 

 「日本には保護区というより、動物園にいるライオンのイメージが強い。

 ライオンを護ることの本質が伝わりにくいかと思いました」

 

「日本には(もうほとんど)野生動物はいない。だからこそ、他人事にしか考えられないのかな」

 

 「日本人の場合、狩猟自体へのスタンスが定まっていない人が多いのではないかと思った」

 

「狩りはどこの国でも大昔から行われてきたものだ。しかし、それを商業化するということの文化の違いを感じた」  

 

 

 「日本にも狩猟文化はあって、今もレジャーとして動物を狩っている人はいますし、有害鳥獣駆除から入る方もおられます。

よくある”日本人は自然と共生してきた”というような言説は非常に表面的な印象で、

日本人に特有の自然観のようなものはあまりないと感じています」

 

「日本人がライオンハンティングに参加することは稀でしょうが、

無知ゆえに不適切な施設のボランティアに参加してしまうということは十分考えられます。

もっと多くの人に知られるべき内容であると思いました」

 

  

「この映画はライオンを撃ち殺すために過密飼育するという非常に残酷なことがテーマですが、

 日本のペット業界のしていることと何ら変わりないと思いました」

 

「缶詰狩りと日本の動物園水族館の飼育展示について。

程度の差こそあれ両者の本質は似たものであり、缶詰狩りの思想は私たちの身近にもある」  

 

「この日本でも、あまり考えないようにして、隠したり、見せないように、見ないようにして、大量に命が奪われている。

 このやり方、これで良いのか。こういうことについて沢山の人と一緒に考えたい」

 

  

「命の犠牲の上に成り立つビジネスと言う点で、日本の畜産業界も同様ですね。

 畜産業界も豚熱や鳥インフルが発生すれば食べられずに殺処分される命もたくさんあります。

 人間の欲のために大量生産・大量消費される命」

 

「日本のテレビ番組で野生のライオンと触れ合うところを見たことがあるが、

もしかしたら狩猟の対象となる動物たちだったのかもしれない」

 

「(映画で南アのアパルトヘイトとの関係についても触れられていましたが)

日本人だからこそ忘れてはならないこととして、

南アフリカのアパルトヘイト時代に名誉白人として、アパルトヘイト反対の姿勢を取らなかったということがあると思います。

そのことへの反省は日本としてすべきことだと思います」